子ども・若者とともに行う研究の倫理
研究・調査にかかわるすべての人のための実践的ガイド

著者 | P. オルダーソン 著 V. モロウ 著 斉藤 こずゑ 訳 |
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ジャンル | 心理学・認知科学・臨床 > 概論・研究法 |
出版年月日 | 2017/11/20 |
ISBN | 9784788514973 |
判型・ページ数 | A5・240ページ |
定価 | 本体2,800円+税 |
在庫 | 在庫あり |
内容説明
目次
子ども・若者とかかわる心理学,保育,教育学などの研究者,支援や保健医療の専門家,子ども像の映像作家多様な分野の人々が倫理規定を実践的に活用するときの問題と,それを解決する方法について懇切に解説した,研究者,実践家必携の手引き。
子ども・若者とともに行う研究の倫理――目次
謝 辞
著者について
序 論
いくつかの用語の定義について
研究倫理
本書の目的─不確実性と問いの形式からの出発
インサイダーあるいはアウトサイダーとしての研究者
本書の内容
第一部 研究計画の段階
1章 研究を計画する─目的と方法
2つの基本的問い
目的と方法についての問い
研究は行う価値があるか?
理論は重要だろうか?
観点は重要だろうか?
方法は重要だろうか?
研究倫理への関心の増大における3つの局面
研究を査定するための3つの倫理的枠組み
不確実性─倫理的研究の基盤
問いのまとめ
2章 危害と利益の査定
危 害
利 益
危険、負担、危害と利益の査定
危険 利益査定における混乱
苦悩あるいは屈辱の危険
問いのまとめ
3章 権利の尊重─プライバシーと守秘性
守秘性に関する法的権利
オプトイン(参加選択)または、オプトアウト(参加拒否)
実践的な尊重
プライバシーの権利
1998年データ保護法
守秘性か承認か?
見知らぬ者同士の親しさ─研究におけるインタビュー
倫理とインターネット
地域の価値観を尊重すること
対面の接触におけるプライバシーと自由な応答の促進
伝統的な倫理は現代の研究経験や人間関係を扱えるか?
問いのまとめ
4章 研究を計画する─選択と参加
研究のテーマの枠組みを決めることと研究の範囲
尊重、包含と保護を結びつける
伝統的な倫理は社会的排除を扱えるか?
イメージとシンボル
包含を超えて参加へ─研究者としての子どもと若者
若者とともになされた国際連合関連の研究
若い研究者自身の特質の尊重
問いのまとめ
5章 金銭問題─契約、プロジェクトへの資金提供
および参加者への報酬の支払い
計画すること、予算を組むことと研究の検討課題
倫理と資金の提供源
二酸化炭素排出の対価
倫理と契約
公表の自由
若い研究者と参加者への報酬の支払い
背景状況に応じた報酬の支払い
問いのまとめ
6章 目的と方法を審査する─倫理ガイダンスと倫理委員会
研究目的および方法の審査と改訂
社会調査研究は研究倫理委員会を必要とするか?
研究倫理委員会に関する最近の経験
国際的基準
全国的な社会調査研究倫理評議会が必要か?
問いのまとめ
第二部 データ収集の段階
7章 情 報
口頭および書面による情報
研究情報リーフレット
リーフレットのレイアウト
研究情報リーフレットの例
他の言語によるリーフレット
半識字社会における情報
適切な研究か?
研究を通じて交換される双方向の情報
問いのまとめ
8章 同 意
同意と権利
同意の意味
オープンエンドの研究への同意
アセント
同意と法
子どもや若者による同意、および彼らのための同意
二重基準
親の同意の混乱
同意する能力を定義し査定する
意思決定における関与の水準
同意と拒否を尊重する
縦断研究への同意
同意と二次的データ分析
同意に関する国際的基準
国際的状況における研究
なぜ子どもの同意を尊重するのか?
子どもの同意に関する一般的問題
問いのまとめ
第三部 文書化、報告、追跡調査の段階
9章 研究結果の普及と政策実施
子どもにデータ分析にかかわってもらう
普及─議論の核心と変化に至る
普及と政策実施─子どもと若者、そして大人が変化のために一緒に働く
普及における諸問題
諸問題をめぐる創造的な方法
普及と報道メディア
批評者的な読者と観察者
子どもに対する根本的な態度と3つのP
問いのまとめ
10章 子どもへの影響
研究は子どもと若者にどのような集合的影響力を持つのか?
研究による子どもへの影響を検討する
肯定的イメージ
問いのまとめ
11章 結 論
個人とチームの今後に向けた方法
個人のみでは解決できない問い
社会調査研究倫理機関の必要性
国家指針の概要
研究は行う価値があるか?
そして最後に
訳者あとがき
文 献
索 引
装幀=新曜社デザイン室
謝 辞
著者について
序 論
いくつかの用語の定義について
研究倫理
本書の目的─不確実性と問いの形式からの出発
インサイダーあるいはアウトサイダーとしての研究者
本書の内容
第一部 研究計画の段階
1章 研究を計画する─目的と方法
2つの基本的問い
目的と方法についての問い
研究は行う価値があるか?
理論は重要だろうか?
観点は重要だろうか?
方法は重要だろうか?
研究倫理への関心の増大における3つの局面
研究を査定するための3つの倫理的枠組み
不確実性─倫理的研究の基盤
問いのまとめ
2章 危害と利益の査定
危 害
利 益
危険、負担、危害と利益の査定
危険 利益査定における混乱
苦悩あるいは屈辱の危険
問いのまとめ
3章 権利の尊重─プライバシーと守秘性
守秘性に関する法的権利
オプトイン(参加選択)または、オプトアウト(参加拒否)
実践的な尊重
プライバシーの権利
1998年データ保護法
守秘性か承認か?
見知らぬ者同士の親しさ─研究におけるインタビュー
倫理とインターネット
地域の価値観を尊重すること
対面の接触におけるプライバシーと自由な応答の促進
伝統的な倫理は現代の研究経験や人間関係を扱えるか?
問いのまとめ
4章 研究を計画する─選択と参加
研究のテーマの枠組みを決めることと研究の範囲
尊重、包含と保護を結びつける
伝統的な倫理は社会的排除を扱えるか?
イメージとシンボル
包含を超えて参加へ─研究者としての子どもと若者
若者とともになされた国際連合関連の研究
若い研究者自身の特質の尊重
問いのまとめ
5章 金銭問題─契約、プロジェクトへの資金提供
および参加者への報酬の支払い
計画すること、予算を組むことと研究の検討課題
倫理と資金の提供源
二酸化炭素排出の対価
倫理と契約
公表の自由
若い研究者と参加者への報酬の支払い
背景状況に応じた報酬の支払い
問いのまとめ
6章 目的と方法を審査する─倫理ガイダンスと倫理委員会
研究目的および方法の審査と改訂
社会調査研究は研究倫理委員会を必要とするか?
研究倫理委員会に関する最近の経験
国際的基準
全国的な社会調査研究倫理評議会が必要か?
問いのまとめ
第二部 データ収集の段階
7章 情 報
口頭および書面による情報
研究情報リーフレット
リーフレットのレイアウト
研究情報リーフレットの例
他の言語によるリーフレット
半識字社会における情報
適切な研究か?
研究を通じて交換される双方向の情報
問いのまとめ
8章 同 意
同意と権利
同意の意味
オープンエンドの研究への同意
アセント
同意と法
子どもや若者による同意、および彼らのための同意
二重基準
親の同意の混乱
同意する能力を定義し査定する
意思決定における関与の水準
同意と拒否を尊重する
縦断研究への同意
同意と二次的データ分析
同意に関する国際的基準
国際的状況における研究
なぜ子どもの同意を尊重するのか?
子どもの同意に関する一般的問題
問いのまとめ
第三部 文書化、報告、追跡調査の段階
9章 研究結果の普及と政策実施
子どもにデータ分析にかかわってもらう
普及─議論の核心と変化に至る
普及と政策実施─子どもと若者、そして大人が変化のために一緒に働く
普及における諸問題
諸問題をめぐる創造的な方法
普及と報道メディア
批評者的な読者と観察者
子どもに対する根本的な態度と3つのP
問いのまとめ
10章 子どもへの影響
研究は子どもと若者にどのような集合的影響力を持つのか?
研究による子どもへの影響を検討する
肯定的イメージ
問いのまとめ
11章 結 論
個人とチームの今後に向けた方法
個人のみでは解決できない問い
社会調査研究倫理機関の必要性
国家指針の概要
研究は行う価値があるか?
そして最後に
訳者あとがき
文 献
索 引
装幀=新曜社デザイン室