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第四の革命

インフォスフィア情報圏が現実をつくりかえる

第四の革命
著者 L. フロリディ
春木 良且 監訳
犬束 敦史 監訳
先端社会科学技術研究所
ジャンル 科学・科学論
出版年月日 2017/04/10
ISBN 9784788515222
判型・ページ数 4-6・384ページ
定価 本体3,400円+税
在庫 在庫あり

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内容説明

目次

ICTは単なるツールではなく,環境であり,私たちのリアリティを創り,自己理解と相互に関わるしかたを変え,世界を解釈する力となっている。今起こりつつある根底からの変化は,どのような可能性とリスクがあるか。どのような影響を与えるのか?
第四の革命――目次

はじめに
謝  辞

第1章 時 間─ハイパーヒストリー
    人間開発の三つの時代
    教 育
    データ
    メモリ
    接続性
    むすび

第2章 スペース─インフォスフィア
    技術の中間性
    インターフェース
    デザイン
    技術の政治学
    技術の解釈と創造としてのICT
    インフォスフィアでの生活
    むすび

第3章 アイデンティティ─オンライフ
    自己のテクノロジーとしてのICT
    ハイパー自己意識
    アイデンティティのパラドックス
    我々の情報的な性質
    身体性─アプリとしての自己
    スペースにおける存在─場所 対 存在
    時間の中にあること─古びること 対 歳をとること
    記憶と相互作用─自己の安定化
    知覚─デジタルな凝視
    情報からなる身体─e―健康
    e―教育
    むすび

第4章 自己理解─四つの革命
    最初の三つの革命
    第四の革命
    情報有機体
    強化し、拡張し、そして再デザインする技術
    むすび

第5章 プライバシー─情報摩擦
    最もかけがえのない財産
    「~からの自由」としてのプライバシー
    情報摩擦
    匿名性
    エンパワーメント
    なぜプライバシーが問題なのか
    プライバシーの自己構成的な価値
    生体認証
    むすび

第6章 知 性─世界に書き込む
    変化し、衰退していく知性
    バカなほどに賢いもの
    チューリング・テストとローブナー賞
    フレーム問題とシンボルグラウンディング問題
    二つのAIの物語
    むすび

第7章 エージェンシー─世界を覆う
    ICTフレンドリーな環境
    人間のインフォスフィアを使う機械
    洗練された機械+人間の知能=賢いシステム
    人工コンパニオン
    セマンティックウェブとそのシンタクティックエンジン
    ウェブ2・0とそのセマンティックエンジン
    ウェブとインフォスフィア
    むすび

第8章 政 治─マルチエージェントシステムの登場
    政治的アポトーシス
    新しい情報体制?
    政治的マルチエージェントシステム
    インフラ倫理
    ハイパーヒストリーの紛争とサイバー戦争
    むすび

第9章 環 境─デジタルの先の一手
    人新世のコストとリスク
    先の一手
    むすび

第10章 倫 理─e―環境主義

訳者あとがき

文  献
推奨図書
注  釈
索  引

  装幀=荒川伸生

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