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ハイブリッド・リーディング

新しい読書と文字学

ハイブリッド・リーディング
著者 日本記号学会
ジャンル 哲学・思想
シリーズ 叢書セミオトポス
出版年月日 2016/08/31
ISBN 9784788514867
判型・ページ数 A5・280ページ
定価 本体2,900円+税
在庫 在庫あり

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内容説明

目次

紙の本が売れないといわれる時代。本と電子の融合は読書,グラマトロジー(文字学)に何をもたらすか。B・スティグレール,ブックデザイナー・杉浦康平ほかの思想と実践を参照しつつ,「よむこと」と「かくこと」をラディカルに問い直す刺激的試み。
ハイブリッド・リーディング――目次

刊行によせて 吉岡 洋

はじめに ハイブリッド・リーディング 阿部卓也

?部 [実践編]ブックデザインをめぐって
一即二即多即一──東洋的ブックデザインを考える 杉浦康平
対談 メディア論的「必然」としての杉浦デザイン 杉浦康平×石田英敬(阿部卓也)
杉浦康平デザインの時代と技術 阿部卓也

?部 [理論編]ハイブリッド・リーディングとデジタル・スタディーズ
新『人間知性新論』 〈本〉の記号論とは何か(抜粋) 石田英敬
器官学、薬方学、デジタル・スタディーズ ベルナール・スティグレール
極東における間メディア性の考古学試論
  ──人類学・記号論・認識論のいくつかの基本原理 キム・ソンド
「かくこと」をめぐって──記号・メディア・技術 西 兼志

?部 [実験編]これからの「リーディング」をデザインする
デジタルアーカイブ時代の大学における「読書」の可能性
  ──東京大学新図書館計画における実験と実践
                 阿部卓也・谷島貫太・生貝直人・野網摩利子
もう一つのハイブリッド・リーディング
  ──ワークショップ「書かれぬものをも読む」をめぐって 水島久光

?部 記号論の諸相
スーパーモダニティの修辞としての矢印
  ──そのパフォーマティヴィティはどこから来るのか? 伊藤未明
日本という言語空間における無意識のディスクール
  ──折口信夫の言語伝承論を手がかりに 岡安裕介
「意味」を獲得する方法としてのアブダクション──予期と驚きの視点から 佐古仁志
自己表象としての筆致──書くことと書かれたものへのフェティシズム 大久保美紀

資料 日本記号学会第三四回大会について
執筆者紹介
日本記号学会設立趣意書

装幀―阿部卓也
(シリーズ装幀原案 岡澤理奈)

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