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質的研究のためのエスノグラフィーと観察

質的研究のためのエスノグラフィーと観察
著者 M. アングロシーノ
柴山 真琴
ジャンル 心理学・認知科学・臨床 > 概論・研究法
シリーズ SAGE質的研究キット
出版年月日 2016/04/15
ISBN 9784788514768
判型・ページ数 A5・168ページ
定価 本体1,800円+税
在庫 在庫あり

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内容説明

目次

客観的なデータ収集と主観的な洞察とのバランスをとりながら,人々の日常生活を参与観察するエスノグラフィー。フィールドサイトの選定から報告書の作成まで,エスノグラフィー研究の鍵となる基本的事項を,具体例を示しながら掘り下げて解説。
◆「SAGE質的研究キット」シリーズ
質的研究のためのエスノグラフィーと観察――目次

編者から(ウヴェ・フリック)
「SAGE質的研究キット」の紹介
質的研究とは何か
質的研究をどのように行うか
「SAGE質的研究キット」が扱う範囲
本書について(ウヴェ・フリック)
はじめに

1章イントロダクション─エスノグラフィーと参与観察
 エスノグラフィーを用いた研究小史
 社会文化理論とエスノグラフィー
 エスノグラフィー─基本原理
 定 義
 方法としてのエスノグラフィー
 産物としてのエスノグラフィー
 スタイルと文脈としての参与観察

2章エスノグラフィーの有効性─エスノグラフィーの方法によって、
どのようなトピックを効果的かつ効率よく研究できるのか
 エスノグラフィーの方法─その一般的有効性
 エスノグラフィーによる研究の実例
 エスノグラフィーの方法─研究上の特有の課題
 エスノグラフィーの方法─研究の場面

3章フィールドサイトの選定
 自己目録作りから始める
 フィールドサイトを選ぶ
 ラポール

4章フィールドでのデータ収集
 「事実」と「現実」
 メモ:応用的エスノグラフィーについて
 3つの主要な技法の領域
 観 察
 インタビュー
 文書研究

5章観察について
 観察の定義
 観察研究のタイプ
 観察研究の課題
 観察研究のプロセス
 妥当性の問題
 観察者のバイアス
 公共の場所での観察
 倫理と観察研究

6章エスノグラフィー・データの分析
 パターン
 データ分析のプロセス
 メモ:エスノグラフィー・データの分析における
    コンピューターの使用について

7章エスノグラフィー・データの表現方略
 伝統的な学術的形式でのエスノグラフィー・データの表現
 文書形式でのエスノグラフィー・データの他の表現方法
 文書を超えて

8章倫理的配慮
 研究に関係する倫理的配慮のレベル
 制度的機構
 研究倫理の個人的次元
 結 論

9章21世紀のエスノグラフィー
 変化しつつある研究文脈─テクノロジー
 変化しつつある研究文脈─グローバリゼーション
 変化しつつある研究文脈─バーチャルな世界

訳者あとがき
用語解説
文 献
人名索引
事項索引

 装幀=新曜社デザイン室

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