
内容説明
目次
文学には社会の深層が如実に映し出されずにはいない。漱石から村上春樹までの,個人主義,記憶,身体論,終末期医療などの表現のなかに,現代の「リアル」をさぐる,スリリングな「文学社会学」の試み。作田啓一氏の長編論稿を収録。
記憶とリアルのゆくえ――目次
まえがき 亀山 佳明
寺田寅彦における追憶の形式 近森 高明
分身と記憶─古井由吉「朝の男」をめぐって 亀山 佳明
村上春樹と個人主義のゆくえ 松浦 雄介
『ボヴァリー夫人』から『アンナ・カレーニナ』へ 織田 年和
─三者関係論と二つの不倫小説
管理される生と生きられる身体のあいだに 西山けい子
─『ウィット』に描かれる終末期医療
かけわたす人、円朝 工藤 保則
文学からの社会学─作田啓一の理論と方法 岡崎 宏樹
日本近代文学に見られる自我の放棄
作田 啓一
─伊藤整の枠組に従って
日本近代文学に見られる自我の放棄(続)
作田 啓一
─リアルの現れる場所
あとがき 亀山 佳明
まえがき 亀山 佳明
寺田寅彦における追憶の形式 近森 高明
分身と記憶─古井由吉「朝の男」をめぐって 亀山 佳明
村上春樹と個人主義のゆくえ 松浦 雄介
『ボヴァリー夫人』から『アンナ・カレーニナ』へ 織田 年和
─三者関係論と二つの不倫小説
管理される生と生きられる身体のあいだに 西山けい子
─『ウィット』に描かれる終末期医療
かけわたす人、円朝 工藤 保則
文学からの社会学─作田啓一の理論と方法 岡崎 宏樹
日本近代文学に見られる自我の放棄
作田 啓一
─伊藤整の枠組に従って
日本近代文学に見られる自我の放棄(続)
作田 啓一
─リアルの現れる場所
あとがき 亀山 佳明