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日本の心理療法 思想篇

日本の心理療法 思想篇
著者 秋田 巌
ジャンル 心理学・認知科学・臨床 > 臨床
シリーズ 日本の心理療法
出版年月日 2014/08/28
ISBN 9784788514058
判型・ページ数 A5・304ページ
定価 本体3,200円+税
在庫 在庫あり

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内容説明

目次

日本生まれの心理療法は,西洋のそれとどう異なるのか。森田療法,内観療法,生活臨床について,各療法を代表する理論家/実践家が,その成り立ちや基本的な考え方を,技法の創始者たちによる事例や人柄の分析などの興味深い話題を交えて詳説。
日本の心理療法 思想篇――目次

はじめに(各篇共通)


思想篇――日本生まれの三大心理療法

第一章 サイコセラピーとしての内観  真栄城輝明
はじめに
精神療法と心理療法とサイコセラピー
内観との出合い
吉本伊信の世界
 ●吉本伊信の生涯 ●ロールシャッハ反応にみる吉本伊信の世界
病院臨床への内観療法の導入8
内観の紹介
 ●内観とは ●内観という呼び名 ●内観療法の定義と再定義 ●内観の治療構造
サイコセラピーの四つのモデルからみた「内観」
サイコセラピーとしての内観
 ●子どもに対する内観療法の工夫 ●摂食障害に対する内観療法の工夫
内観療法の国際的展望
 ●内観療法の国際化 ●各国の内観(療法)の実情 ●国際化における課題と展望
おわりに

第二章 解説 生活臨床  井上新平
はじめに
生活臨床とは何か
 ●生活臨床の基本的概念 ●再発が予測される場合の対応
 ●再発予防のための具体的な働きかけ
生活臨床の誕生
 ●発想と初期の取り組み ●江熊要一と生活臨床の誕生
生活臨床の戦略
 ●生活類型診断 ●生活特徴と働きかけ ●生活臨床面接
 ●家族史からみた生活臨床
生活臨床の時代
おわりに

第三章 森田療法――日本の思想との関連から  北西憲二
はじめに
森田とフロイト――その時代が求めたもの
 ●変化の時代と成功した精神療法家
 ●生い立ちとそれぞれの精神療法理論――母親の愛の独占者と父との葛藤をめぐって
 ●それぞれの神経症体験と精神療法理論
 ●森田とフロイトの人間理解と精神療法の特徴について ●比較精神療法
森田療法と自然論――森田療法のメタサイコロジーをめぐって
 ●はじめに――人間認識の方法論をめぐって ●東洋/日本における自然論
 ●森田療法における自然論 ●心身の現象――自然の経験とは
 ●森田療法のメタサイコロジー ?自己論
 ●森田療法のメタサイコロジー ?欲望論と認識論
 ●森田療法のメタサイコロジー ?行為論
森田の時代の入院森田療法――森田の事例について
 ●不問をめぐって
現代における森田療法の実践――外来森田療法について
 ●治療の基本――とらわれとあるがまま ●自己の構造と介入方法
 ●治療プロセス ●治ること――森田の理解
おわりに

思想篇――ディスカッション

おわりに
事項索引
人名索引
  装幀=虎尾 隆

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