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非合理性の哲学

アクラシアと自己欺瞞

非合理性の哲学
著者 浅野 光紀
ジャンル 哲学・思想
出版年月日 2012/07/06
ISBN 9784788512962
判型・ページ数 4-6・402ページ
定価 本体3,800円+税
在庫 在庫あり

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内容説明

目次

最善の判断に背く愚かな行動。最良の証拠に逆らう都合のいい信念。思考と行為のあいだに分裂を抱えた人間の本性を説明する術はあるのか? 非合理性のパラドクスを解決し,現代科学の知見とも整合する新たな人間の理解へといたる,気鋭渾身の快著。
非合理性の哲学――目次

 序
第一章 自己欺瞞
1 二つのパラドクス
2 自己欺瞞のプロトタイプ
3 何が問題なのか:心の分割
4 合理性の規範
5 証拠の操作
第二章 自己欺瞞のドグマ
1 信念のパラドクス
2 概念と経験:デイヴィドソンの心の分割論
第三章 自己欺瞞の帰結
1 自己欺瞞と願望的思考
2 意図と実践推理
3 意図のパラドクス
4 心の分割:行為と思考
第四章 アクラシア
1 実践推理
2 最善の判断に背く自由な行為
3 アクラシアの射程
4 パラドクス
5 懐疑論
6 二つのアクラシア:懐疑論論駁
第五章 実践推理の外へ
1 デイヴィドソン
2 二つの分割論
3 動機と価値
4 近接性から注意へ:ミシェルの実験
5 想像力、習慣、他者
6 行為と意識:リベットの実験
第六章 アクラシアの自由
1 自由意志と決定論:分岐する未来、一つの未来
2 アクラシアと両立主義
3 非両立主義
4 アクラシアの克服と実践理性
あとがき
参考文献 ix
索引 i
  装幀=難波園子

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