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学校臨床社会学

教育問題の解明と解決のために

学校臨床社会学
著者 今津 孝次郎
ジャンル ワードマップ
シリーズ ワードマップ
出版年月日 2012/04/10
ISBN 9784788512801
判型・ページ数 4-6・272ページ
定価 本体2,500円+税
在庫 在庫あり

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内容説明

目次

いじめ,不登校,学級崩壊,学力低下 -家庭や地域の現実を背負って子どもたちが通う学校が抱える多様な教育問題に,教師・生徒・地域の人々,研究者が協働して取り組むための学校臨床社会学。その視点・概念・方法と調査研究の実際を,具体的な問題に即して説く。
学校臨床社会学─目次

はじめに 学校訪問の魅力

? 学校の多様性と組織文化
1 学校訪問     与えられる機会と依頼する機会
2 校長のタイプ     学校経営リーダーの素顔
3 校長の新たなタイプ     中国・上海の地域と学校を通して
【コラム?】シンボリック・マネジャーとしてのスクールリーダー
4 組織文化と学校組織文化     学校ごとの相違性とは
5 学校組織文化の三つの次元     見えやすい表層と見えにくい深層
6 学校の組織学習と校内研修     学校が組織として学ぶ
7 資料としての実践記録     学校組織文化を読み解く

? 学校教育問題の臨床社会学
8 教育荒廃と教育改革     社会問題化した学校教育問題
9 校内暴力と学校組織学習     学校組織文化の改革へ
10 教育荒廃の背景     時代社会の構造変動
【コラム?】尾鷲中学校の校内暴力事件3
11 臨床的研究ブームとその背景     社会問題の解決をめざして
12 臨床の視点と方法を問い直す     苦しむ人々との対話
13 臨床と社会問題     臨床的研究の対象と方法
14 シカゴ学派社会学と臨床社会学     実証性と実践性の混在
15 デューイとシカゴ大学「実験室学校」     学校臨床社会学の源流
16 応用と臨床の社会学     臨床社会学の再興
【コラム?】社会問題を抱える大都市シカゴとシカゴ学派

? 学校臨床社会学の性格と研究目的
17 インターベンションと「介入参画」法     臨床的研究の実践的手法
18 学校臨床社会学の臨床レベル     問題の解明から問題解決へ
19 日本の学校臨床社会学と臨床レベル     未開拓の「介入参画」法
20 研究目的   学校のエンパワーメント
21 研究対象の捉え方     調査研究「倫理」の第一歩
22 学校と研究者との関係     臨床の場の形成
23 互恵性の関係     ギブ・アンド・テイクの態度
【コラム?】教師と教員という二つのアプローチ

? 学校臨床社会学の方法
24 研究手順の五段階     「介入参画」の過程
25 教育言説の視点     ことばの自明性を問い直す
26 調査公害と調査実施困難性     諸原因と克服方法
27 学校をめぐる秘匿調査     信頼関係に向かう一技法
28 実践と研究の関係の諸形態     学校改善・改革課題をめぐる協働関係
29 シェルパ役の教師     学校フィールドへの案内役
【コラム?】スクールソーシャルワークと学校臨床社会学

? 学校臨床社会学の実際
【研究事例1】外国人小学生の学力保障に向けて
《A 課題設定》
《B 対象学校と「介入参画」》
《C 事後評価》
【コラム?】多文化共生
【研究事例2】中学校のいじめ防止
《A 課題設定》
《B 対象学校と「介入参画」》
《C 事後評価》
【資料?─1】白百合の誓い(反いじめ憲章)
【研究事例3】ケータイのリスクに対する高校生のエンパワーメント
《A 課題設定》
《B 対象学校と「介入参画」》
《C 事後評価》

【資料?─2】『高校生がつくるケータイハンドブック』(第1版 2?0?0?9年3月)
【コラム?】三つのコミュニケーションとケータイ
あとがき  231
文献案内  (11)
事項索引  (2)
人名索引  (1)
  装幀=加藤光太郎

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