学融とモード論の心理学
人文社会科学における学問融合をめざして

著者 | サトウ タツヤ 著 |
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ジャンル | 心理学・認知科学・臨床 > 概論・研究法 |
出版年月日 | 2012/03/20 |
ISBN | 9784788512856 |
判型・ページ数 | A5・320ページ |
定価 | 本体3,300円+税 |
在庫 | 在庫あり |
内容説明
目次
「学際」から「学融」へ! 現代は,異分野の専門的英知を結集して取り組まなければならない問題が山積している。学問の垣根を越えた協力と実践をささえる枠組み「モード論」を懇切に解説し,具体的に心理学と法,医療,教育,自然科学の学融の取り組みを報告。
学融とモード論の心理学─目次
はじめに
第一部 モード論と心理学の関係
1章 モード論からみた心理学 ― 進展する「心理学と社会の関係」
1 モード論とは何か
2 コラボレーションの実際 ― 目撃証言の信憑性をめぐって
3 新しい知識生産様式としてのモード?
4 モード?を発信する媒体(メディア)
5 今後の課題
2章 モード?・現場心理学・質的研究 ― 心理学にとっての起爆力
1 評価の問題
2 モード?とは何か ― 社会に開かれた知識生産
3 現場心理学のあり方をめぐって
4 質的研究
5 モード?・現場心理学・質的研究への批判と議論
6 再び評価の問題
3章 モード論 ― その意義と対人援助科学領域への拡張
1 心理学者の体験談 ― 異文化としての法
2 モード論という補助線
3 おわりに ― 対人援助科学におけるモード?をめざして
第二部 モード論とボトムアップ人間関係論
4章 ボトムアップ人間関係論の構築
1 心理学からボトムアップ人間関係論へ
2 学融をめざして
3 学融のアリーナとしての人社プロジェクト
4 オルタナティブオプションズの研究
5 学融プロジェクトの評価・歴史・理論
5章 クリニカル・ガバナンスと切り結ぶボトムアップ人間関係論の構築という視点
1 水平的人間関係の構築
2 裁判員制度は法曹関係者に対人援助職的マインドを求める
3 おわりに ― 水平的人間関係を構築するために
6章 融合に立ち向かう心理学 ― 学融,セク融,国融と心理学
1 融合とモード論
2 学融・国融に向けた取り組み
3 心理学が提供できる理論化の方法
― ボトムアップ思考からアブダクションへ
4 評価を未来に開く
7章 水平的社会の構築―オルタナティブオプションズによるボトムアップ人間関係論の構築
1 人社プロジェクトの中のボトムアップ人間関係論の構築
2 ボトムアップ人間関係論の構築へ向けての提言
3 今後の課題
第三部 学融をめざすモード論の実践
8章 法と心理学という学融の実践
? 取調べ可視化論の心理学的検討
1 取調べ可視化のための試行
2 録音・録画と人間関係構築論の関係
3 録音録画と心理的バイアス
4 全過程録音・録画を心理学的に考えるための補足
? 司法臨床の可能性 ― もう一つの法と心理学の接点を求めて
1 司法臨床の概念と方法
2 さまざまな現場からみた司法臨床のあり方
3 司法臨床において問題解決を支える諸理論
4 司法臨床の可能性
9章 厚生心理学 ― 医療(特に難病患者の心理)と心理学という学融の実践
? QOL再考 ― 死より悪いQOL値を補助線として
1 QOL(Quality of Life)の何が問題か
2 健康に関連するQOLとその内容
3 一人称的QOL(individual QOL)=iQOLの可能性
4 おわりに――数式で数値を算出して質を表現すること
? 時・文化・厚生
1 時を扱う方法としてのTEM
2 TEMは文化をどのように考えるのか
3 医療ではなく厚生(心理学)のためのTEM
4 TEMがめざすもの
10章 教育と心理学という学融の実践
? モード?型学習としてのサービスラーニング
― 対人援助学との融合をめざして
1 サービスラーニングとは何か
2 サービスラーニングを支える新しい考え方
3 サービスラーニングにおけるサービスとラーニングの関係
4 対人援助とサービスラーニング
? 水平的人間関係を築きながら問題解決に迫る仕掛けとしての
ゲーミングシミュレーション ― SNGの意義とその展開
1 コミュニケーションとしてのゲーミングと未来の言語としてのゲーミング
2 「説得納得ゲーム」の特徴
3 「説得納得ゲーム」の転用可能性とその問題点
4 結語――説得の理解から納得の理解へ
11章 科学と心理学という学融の実践
1 リスクとリスクコミュニケーション
2 食品をめぐる科学的判断
3 科学的根拠がないとされる情報としての地震予言
4 東日本大震災のあとで ― ボトムアップ人間関係論からの社会提言
あとがき
文 献
人名索引
事項索引
初出一覧
装幀=虎尾 隆
はじめに
第一部 モード論と心理学の関係
1章 モード論からみた心理学 ― 進展する「心理学と社会の関係」
1 モード論とは何か
2 コラボレーションの実際 ― 目撃証言の信憑性をめぐって
3 新しい知識生産様式としてのモード?
4 モード?を発信する媒体(メディア)
5 今後の課題
2章 モード?・現場心理学・質的研究 ― 心理学にとっての起爆力
1 評価の問題
2 モード?とは何か ― 社会に開かれた知識生産
3 現場心理学のあり方をめぐって
4 質的研究
5 モード?・現場心理学・質的研究への批判と議論
6 再び評価の問題
3章 モード論 ― その意義と対人援助科学領域への拡張
1 心理学者の体験談 ― 異文化としての法
2 モード論という補助線
3 おわりに ― 対人援助科学におけるモード?をめざして
第二部 モード論とボトムアップ人間関係論
4章 ボトムアップ人間関係論の構築
1 心理学からボトムアップ人間関係論へ
2 学融をめざして
3 学融のアリーナとしての人社プロジェクト
4 オルタナティブオプションズの研究
5 学融プロジェクトの評価・歴史・理論
5章 クリニカル・ガバナンスと切り結ぶボトムアップ人間関係論の構築という視点
1 水平的人間関係の構築
2 裁判員制度は法曹関係者に対人援助職的マインドを求める
3 おわりに ― 水平的人間関係を構築するために
6章 融合に立ち向かう心理学 ― 学融,セク融,国融と心理学
1 融合とモード論
2 学融・国融に向けた取り組み
3 心理学が提供できる理論化の方法
― ボトムアップ思考からアブダクションへ
4 評価を未来に開く
7章 水平的社会の構築―オルタナティブオプションズによるボトムアップ人間関係論の構築
1 人社プロジェクトの中のボトムアップ人間関係論の構築
2 ボトムアップ人間関係論の構築へ向けての提言
3 今後の課題
第三部 学融をめざすモード論の実践
8章 法と心理学という学融の実践
? 取調べ可視化論の心理学的検討
1 取調べ可視化のための試行
2 録音・録画と人間関係構築論の関係
3 録音録画と心理的バイアス
4 全過程録音・録画を心理学的に考えるための補足
? 司法臨床の可能性 ― もう一つの法と心理学の接点を求めて
1 司法臨床の概念と方法
2 さまざまな現場からみた司法臨床のあり方
3 司法臨床において問題解決を支える諸理論
4 司法臨床の可能性
9章 厚生心理学 ― 医療(特に難病患者の心理)と心理学という学融の実践
? QOL再考 ― 死より悪いQOL値を補助線として
1 QOL(Quality of Life)の何が問題か
2 健康に関連するQOLとその内容
3 一人称的QOL(individual QOL)=iQOLの可能性
4 おわりに――数式で数値を算出して質を表現すること
? 時・文化・厚生
1 時を扱う方法としてのTEM
2 TEMは文化をどのように考えるのか
3 医療ではなく厚生(心理学)のためのTEM
4 TEMがめざすもの
10章 教育と心理学という学融の実践
? モード?型学習としてのサービスラーニング
― 対人援助学との融合をめざして
1 サービスラーニングとは何か
2 サービスラーニングを支える新しい考え方
3 サービスラーニングにおけるサービスとラーニングの関係
4 対人援助とサービスラーニング
? 水平的人間関係を築きながら問題解決に迫る仕掛けとしての
ゲーミングシミュレーション ― SNGの意義とその展開
1 コミュニケーションとしてのゲーミングと未来の言語としてのゲーミング
2 「説得納得ゲーム」の特徴
3 「説得納得ゲーム」の転用可能性とその問題点
4 結語――説得の理解から納得の理解へ
11章 科学と心理学という学融の実践
1 リスクとリスクコミュニケーション
2 食品をめぐる科学的判断
3 科学的根拠がないとされる情報としての地震予言
4 東日本大震災のあとで ― ボトムアップ人間関係論からの社会提言
あとがき
文 献
人名索引
事項索引
初出一覧
装幀=虎尾 隆