ホーム > 世代をむすぶ

世代をむすぶ

生成と継承

世代をむすぶ
著者 やまだ ようこ
ジャンル 心理学・認知科学・臨床 > 発達・教育
シリーズ やまだようこ著作集
出版年月日 2012/01/30
ISBN 9784788512689
判型・ページ数 A5・344ページ
定価 本体3,200円+税
在庫 在庫あり

この本に関するお問い合わせはこちら

ネット書店で購入

内容説明

目次

「人生と学問の関係は?」「人生の転機は?」「なぜ質的研究をはじめたのか?」さまざまな世代をむすぶ語りと著者のライフストーリーを重ねあわせたナラティヴ実践の記録。やまだ心理学の理解に必読の書であり,研究と人生の深い考察に誘う書でもある。
世代をむすぶ――目次

はじめに

? 世代をむすぶ
  ――語りを重ねあわせて

1 発達研究のおもしろさ
  ――対談*やまだようこ・明和政子
 1 私たちの原点――『ことばの前のことば』
 2 「科学」とは?――相互作用と変化プロセスをとらえる科学へ
 3 「発達」とは?
 4 人生と研究――母として研究者として
 5 著作集の刊行――再び『ことばの前のことば』
 6 世代をむすぶ

2 質的研究への道――やまだ流・研究方法論
  ――インタビュー*(話し手)やまだようこ・(聞き手)戈木クレイグヒル滋子
 1 なぜ「ひらがな」の名前に?――「名前」のライフストーリー
 2 「ライフストーリー」とは?
 3 「ものの見方」の転換
 4 ライフストーリーの語り直し
 5 質的研究のトレーニング
 6 モデル構成的現場(フィールド)心理学
 7 KJ法とグラウンデッドセオリー
 8 『質的心理学研究』のめざすもの
 9 看護学に期待する

3 質的心理学の来し方と行方
  ――対話*大橋英寿・やまだようこ
 1 フィールドワークと質的研究
 2 良いインタビューとは?
 3 村人と旅人
 4 「旅日記」を超える

4 質的心理学は何をめざすか
  ――座談会*無藤隆・麻生武・やまだようこ・サトウタツヤ・南博文
 1 質的心理学とは?
 2 質的研究と諸科学のターン
 3 質的研究の法則性とは?
 4 現場の経験をすくう質的研究
 5 「生成」を重視する質的研究


? ふたつながら生きる
  ――生きることと学問すること

5 私のライフストーリー――青年期から中年期まで
  ――インタビュー*(話し手)やまだようこ・(聞き手)竹内一真
 1 大学時代――動物実験
 2 臨床現場へ――自閉症児の心理臨床
 3 26歳の転換――臨床現場から大学院へ
 4 大学院時代――乳児の実験的研究
 5 35歳の転機――『ことばの前のことば』
 6 質的研究と認識論
 7 日本文化の発想と質的研究
 8 ポスト・グランドセオリー時代の質的研究
 9 中年の転機――ナラティヴ研究へ
 10 エリクソンと生成継承性(ジェネラティヴィティ)
 11 ナラティヴと方法論
 12 「両(りょう)行(こう)」という生き方

6 ふたつながら生きる――人生なかば
 1 「いく」と「とどまる」
 2 「いく」と「まつ」
 3 「かれる」と「うまれる」
 4 「かれる」と「花さく」
 5 「もどる」と「かさねる」
 6 「かさねる」と「かたる」
 7 「おりる」と「おちる」
 8 「みる」と「きく」

初出一覧
索   引
カバー写真=林 恵子/装幀=虎尾 隆

ページTOPへ