時間と人間

著者 | 日本発達心理学会 編 子安 増生 責任編集 白井 利明 責任編集 |
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ジャンル | 心理学・認知科学・臨床 > 発達・教育 |
シリーズ | 発達科学ハンドブック |
出版年月日 | 2011/04/01 |
ISBN | 9784788512313 |
判型・ページ数 | A5・336ページ |
定価 | 本体3,600円+税 |
在庫 | 在庫あり |
内容説明
目次
赤ちゃんから高齢者まで,心の発達にともなって時間認識や過去・未来の見え方も変化する。物理的時間と心理的時間の違い,生体リズムのもたらす影響,障害者にとっての時間,時間的展望の発達など,さまざまな「時間」を切り口に発達の根本原理に迫る。
――目次
『発達科学ハンドブック』発刊にあたって
序 章 心の発達と時間子安増生
第1節 時間測定の歴史と時間認識の発達
第2節 社会の時間としての標準時と暦
第3節 個人の属性としての年齢
第1章 心の発達と進化竹下秀子
第1節 発達する身体と心の時間的再編
第2節 時間とかかわる心の発達進化
第3節 自己の発達――自己を投影する心的時空間の拡張
第2章 心の発達と歴史サトウタツヤ
第1節 心の発達を扱う歴史
第2節 心の発達の歴史性
第3節 時間・空間・文化――新しい方法論にむけて
第3章 縦断的発達研究 岡林秀樹
第1節 発達的変化を捉えるためのデータ収集法
第2節 発達研究に特有な加齢変化の捉え方
第3節 長期縦断研究の実施例
第4節 おわりに
第4章 赤ちゃんの時間明和政子
第1節 発達初期の時間
第2節 時間推移にともなう身体,行動の発達
第3節 物理的時間の知覚
第4節 自己意識と時間
第5節 まとめ
第5章 子どもの時間藤村宣之
第1節 児童の時間認知の発達
第2節 児童の時間的見通しの発達
第3節 子どもの時間的展望
第6章 青年の時間中間玲子
第1節 青年期における自己意識の変化
第2節 自己への否定的感情と理想自己の問題――自己形成の視点から
第3節 生き方の問題への直面
第7章 大人の時間榎本博明
第1節 個人の発達と時間意識
第2節 成人期の発達と時間的展望
第3節 時間様相と自己物語の書き換えの起こる時
第8章 高齢者の時間長田由紀子
第1節 老年前期
第2節 老年後期
第3節 超高齢期
第9章 家族の時間永久ひさ子
第1節 複数役割と家族の時間
第2節 夫婦の時間の非対称性
第3節 人生の中の親子の時間
第4節 夫と妻の時間的展望
第10章 学校の時間馬場久志
第1節 人生における学校の時間
第2節 学校という生活の時間
第3節 社会の中の学校と時間
第4節 世代をつなぐ学校
第11章 社会の時間細江達郎
第1節 人生と歴史性と現在
第2節 ライフコース研究
第3節 団塊の世代の長期追跡調査
第4節 個人史・状況・時代史の出会い
第12章 自己と時間白井利明
第1節 自分がなぜ同じとわかるのか
第2節 語りは自己をどう構築するか
第3節 時間の流れはどう生じるか
第4節 世代的関係はなぜ人生を立ち上げるか
第13章 身体と時間松村京子
第1節 地球の自転と生体の概日リズム
第2節 睡眠と覚醒
第3節 生物時計
第4節 睡眠・覚醒リズム障害
第5節 発達障害児と睡眠
第14章 情動と時間加藤義信
第1節 リズムを媒介とする「情動と時間」の関係
第2節 情動による時間持続体験の変容
第15章 発達障害と時間熊谷高幸
第1節 発達障害者の時間世界
第2節 同時並行的世界と時間的参照系
第3節 発達障害の概念と自閉症
第4節 時間認知に関する発達障害の事例
第5節 発達障害と時間認知の特性
第16章 時間概念の発達松田文子・岡崎善弘
第1節 ピアジェによる先駆的研究
第2節 時間と距離と速さの関係概念の発達
第3節 「時間=終了時刻-開始時刻」の知識と「時間=距離/速さ」の知識の発達
第17章 自伝的記憶の発達清水寛之
第1節 自伝的記憶の定義・機能・構造
第2節 自伝的記憶の発生と生涯発達
第3節 自伝的記憶の発達と社会・文化
第18章 時間的展望の発達都筑 学
第1節 時間的展望の仕組み
第2節 時間的展望の発達
第3節 現代社会における時間的展望研究の意義と課題
人名索引
事項索引
編者・執筆者紹介
装幀=桂川 潤
『発達科学ハンドブック』発刊にあたって
序 章 心の発達と時間子安増生
第1節 時間測定の歴史と時間認識の発達
第2節 社会の時間としての標準時と暦
第3節 個人の属性としての年齢
第1章 心の発達と進化竹下秀子
第1節 発達する身体と心の時間的再編
第2節 時間とかかわる心の発達進化
第3節 自己の発達――自己を投影する心的時空間の拡張
第2章 心の発達と歴史サトウタツヤ
第1節 心の発達を扱う歴史
第2節 心の発達の歴史性
第3節 時間・空間・文化――新しい方法論にむけて
第3章 縦断的発達研究 岡林秀樹
第1節 発達的変化を捉えるためのデータ収集法
第2節 発達研究に特有な加齢変化の捉え方
第3節 長期縦断研究の実施例
第4節 おわりに
第4章 赤ちゃんの時間明和政子
第1節 発達初期の時間
第2節 時間推移にともなう身体,行動の発達
第3節 物理的時間の知覚
第4節 自己意識と時間
第5節 まとめ
第5章 子どもの時間藤村宣之
第1節 児童の時間認知の発達
第2節 児童の時間的見通しの発達
第3節 子どもの時間的展望
第6章 青年の時間中間玲子
第1節 青年期における自己意識の変化
第2節 自己への否定的感情と理想自己の問題――自己形成の視点から
第3節 生き方の問題への直面
第7章 大人の時間榎本博明
第1節 個人の発達と時間意識
第2節 成人期の発達と時間的展望
第3節 時間様相と自己物語の書き換えの起こる時
第8章 高齢者の時間長田由紀子
第1節 老年前期
第2節 老年後期
第3節 超高齢期
第9章 家族の時間永久ひさ子
第1節 複数役割と家族の時間
第2節 夫婦の時間の非対称性
第3節 人生の中の親子の時間
第4節 夫と妻の時間的展望
第10章 学校の時間馬場久志
第1節 人生における学校の時間
第2節 学校という生活の時間
第3節 社会の中の学校と時間
第4節 世代をつなぐ学校
第11章 社会の時間細江達郎
第1節 人生と歴史性と現在
第2節 ライフコース研究
第3節 団塊の世代の長期追跡調査
第4節 個人史・状況・時代史の出会い
第12章 自己と時間白井利明
第1節 自分がなぜ同じとわかるのか
第2節 語りは自己をどう構築するか
第3節 時間の流れはどう生じるか
第4節 世代的関係はなぜ人生を立ち上げるか
第13章 身体と時間松村京子
第1節 地球の自転と生体の概日リズム
第2節 睡眠と覚醒
第3節 生物時計
第4節 睡眠・覚醒リズム障害
第5節 発達障害児と睡眠
第14章 情動と時間加藤義信
第1節 リズムを媒介とする「情動と時間」の関係
第2節 情動による時間持続体験の変容
第15章 発達障害と時間熊谷高幸
第1節 発達障害者の時間世界
第2節 同時並行的世界と時間的参照系
第3節 発達障害の概念と自閉症
第4節 時間認知に関する発達障害の事例
第5節 発達障害と時間認知の特性
第16章 時間概念の発達松田文子・岡崎善弘
第1節 ピアジェによる先駆的研究
第2節 時間と距離と速さの関係概念の発達
第3節 「時間=終了時刻-開始時刻」の知識と「時間=距離/速さ」の知識の発達
第17章 自伝的記憶の発達清水寛之
第1節 自伝的記憶の定義・機能・構造
第2節 自伝的記憶の発生と生涯発達
第3節 自伝的記憶の発達と社会・文化
第18章 時間的展望の発達都筑 学
第1節 時間的展望の仕組み
第2節 時間的展望の発達
第3節 現代社会における時間的展望研究の意義と課題
人名索引
事項索引
編者・執筆者紹介
装幀=桂川 潤