ことばの前のことば
うたうコミュニケーション

著者 | やまだ ようこ 著 |
---|---|
ジャンル | 心理学・認知科学・臨床 > 発達・教育 |
シリーズ | やまだようこ著作集 |
出版年月日 | 2010/12/01 |
ISBN | 9784788512061 |
判型・ページ数 | A5・496ページ |
定価 | 本体4,800円+税 |
在庫 | 品切れ・重版未定 |
内容説明
目次
乳児の心理とその発達を通して,ことばの生まれるすじみちをたどったロングセラー処女作『ことばの前のことば』と,その前後に書かれた論文8本を収めた著者の最初期の研究を発展的に見通せる一冊。関連分野にも影響を与えてきた先駆的研究の集大成。
ことばの前のことば――目次
はじめに
I ことばの前のことば ことばが生まれるすじみち1
第1部 この本の立場 現実を理解するための生きた心理学を
1章 日常生活を見すえて
1 「私たち」という関係に立って見る
2 ひとりの子どもの行動を観る
3 実際のやりかた
2章 現場フィールドから理論へ
1 現場 フィールドの網目にからまれないように
2 半具象のモデルを
3 変化をとめて変化をみる
第2部 三項関係の形成
3章 初期の人との通じあい
1 人への関心の原点
2 人との関係づけ 「みる うたう」の間柄 あいだがら
3 コミュニケーションにおける三項関係の形成
4章 「人の世界」と「ものの世界」のむすびつき 指さしを中心に
1 指さしのはじまり
2 指さしの初期の発達
3 人とものをむすぶ指さし
4 並ぶ関係
5章 「行く」と「来る」のむすびつき やりとりゲームを中心に
1 ボールのやりとり
2 ものの出し入れ
3 いないないバァー
4 いやいやゲーム
6章 三つの項のむすびつき 「泣き」を中心に
1 「泣き」の初期の発達
2 要求をかなえる道具としての「泣き」
3 手段―目的関係の形成
第3部 静観的認識のはじまり
7章 外の世界へ取りに行くこと
1 ものとの関係づけ 「みる とる」の関係
2 「あれは何?」 外の世界への関心
3 外界の探索
8章 行かないで〔ここ〕にとどまって見ること 静観的認識
1 〔ここ〕にとどまって見ること
2 〔ここ〕にないものを見ること 静観的認識から表象へ
9章 「はなれる」ということ 発達における離脱化と距離化の概念
1 文脈から「はなれる」
2 〔ここ〕から「はなれる」
おわりに
II うたうコミュニケーション 関連する理論と方法論
10章 うたうコミュニケーションとことば
1 コミュニケーションの原点(0歳初期~) 「うた」としてのことば
2 遊びとやりとり(0歳後半~) ゲームとしてのことば
3 意味化のはじまり(1歳ころ~) 記号としてのことば
11章 共鳴してうたうこと・自身の声が生まれること
1 共鳴して「うたう」こと 惹きこみと共振ダンス
2 指さし まなざしの共同化と止とどまる身体
3 他者の声の響きから自分の声へ
4 延滞模倣と待つ時間
12章 擬態語「スイスイ」の意味ネットワーク
1 スイスイの意味ネットワーク 擬音語・擬態語、かけ声
2 s音とi音のもつ音感と語音表象
3 音声と意味のシステム化 共感的コミュニケーション
4 まとめ
13章 ふれるということ 日本語の意味の心理学的分析
1 みる、ふれる、とる
2 ふれる、さわる
3 ふれる、ふれあう、あう
4 ふれる、なじむ、なる
14章 ピアジェ、ワロン、ウェルナー理論との関連
1 ものの永続性をめぐって ピアジェの概念
2 静観的認識と表象機能の形成をめぐって
ピアジェ、ワロン、ウェルナーの概念
15章 観察と記述のしかた
1 みる・記録・分析の試み
2 子どもを観察する「目」
あとがき
引用文献
初出一覧
索 引
カバー写真=林 恵子/装幀=虎尾 隆
はじめに
I ことばの前のことば ことばが生まれるすじみち1
第1部 この本の立場 現実を理解するための生きた心理学を
1章 日常生活を見すえて
1 「私たち」という関係に立って見る
2 ひとりの子どもの行動を観る
3 実際のやりかた
2章 現場フィールドから理論へ
1 現場 フィールドの網目にからまれないように
2 半具象のモデルを
3 変化をとめて変化をみる
第2部 三項関係の形成
3章 初期の人との通じあい
1 人への関心の原点
2 人との関係づけ 「みる うたう」の間柄 あいだがら
3 コミュニケーションにおける三項関係の形成
4章 「人の世界」と「ものの世界」のむすびつき 指さしを中心に
1 指さしのはじまり
2 指さしの初期の発達
3 人とものをむすぶ指さし
4 並ぶ関係
5章 「行く」と「来る」のむすびつき やりとりゲームを中心に
1 ボールのやりとり
2 ものの出し入れ
3 いないないバァー
4 いやいやゲーム
6章 三つの項のむすびつき 「泣き」を中心に
1 「泣き」の初期の発達
2 要求をかなえる道具としての「泣き」
3 手段―目的関係の形成
第3部 静観的認識のはじまり
7章 外の世界へ取りに行くこと
1 ものとの関係づけ 「みる とる」の関係
2 「あれは何?」 外の世界への関心
3 外界の探索
8章 行かないで〔ここ〕にとどまって見ること 静観的認識
1 〔ここ〕にとどまって見ること
2 〔ここ〕にないものを見ること 静観的認識から表象へ
9章 「はなれる」ということ 発達における離脱化と距離化の概念
1 文脈から「はなれる」
2 〔ここ〕から「はなれる」
おわりに
II うたうコミュニケーション 関連する理論と方法論
10章 うたうコミュニケーションとことば
1 コミュニケーションの原点(0歳初期~) 「うた」としてのことば
2 遊びとやりとり(0歳後半~) ゲームとしてのことば
3 意味化のはじまり(1歳ころ~) 記号としてのことば
11章 共鳴してうたうこと・自身の声が生まれること
1 共鳴して「うたう」こと 惹きこみと共振ダンス
2 指さし まなざしの共同化と止とどまる身体
3 他者の声の響きから自分の声へ
4 延滞模倣と待つ時間
12章 擬態語「スイスイ」の意味ネットワーク
1 スイスイの意味ネットワーク 擬音語・擬態語、かけ声
2 s音とi音のもつ音感と語音表象
3 音声と意味のシステム化 共感的コミュニケーション
4 まとめ
13章 ふれるということ 日本語の意味の心理学的分析
1 みる、ふれる、とる
2 ふれる、さわる
3 ふれる、ふれあう、あう
4 ふれる、なじむ、なる
14章 ピアジェ、ワロン、ウェルナー理論との関連
1 ものの永続性をめぐって ピアジェの概念
2 静観的認識と表象機能の形成をめぐって
ピアジェ、ワロン、ウェルナーの概念
15章 観察と記述のしかた
1 みる・記録・分析の試み
2 子どもを観察する「目」
あとがき
引用文献
初出一覧
索 引
カバー写真=林 恵子/装幀=虎尾 隆