乳房はだれのものか
日本中世物語にみる性と権力

著者 | 木村 朗子 著 |
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ジャンル | 文学・エッセイ |
出版年月日 | 2009/02/06 |
ISBN | 9784788511415 |
判型・ページ数 | 4-6・368ページ |
定価 | 本体3,600円+税 |
在庫 | 在庫あり |
内容説明
目次
母のものか女のものか,あるいは? 結婚と出産が権力に直結していた時代に,女たちは何を信じ,何を求めて生きたか。中世の物語に描かれた女性たち(乳母,召人,女帝……)とその信仰世界の斬新な読み直しを通して女たちの歴史に新たな展望を拓く。
◆目次
第一部 乳房はだれのものか
――母の問題機制
第一章 乳房はだれのものか
――欲望をめぐって
第二章 性の制度化
――召人の性をめぐって
第三章 母なるものの力
第二部 女帝が生まれるとき
――女たちの信仰
第四章 宮廷物語における往生の想像力
第五章 女帝が生まれるとき
――普賢十羅刹女像の構想力
第六章 女帝なるものの中世的展開
第三部 八幡信仰の構想力
第七章 八幡神像の構想力
――見えるものと見えないもの
第八章 女たちの信仰
――『曾我物語』の巫女語り
第九章 再び母へ
――『曾我物語』における〈子〉の背理
乳房はだれのものか あとがき
第一部 乳房はだれのものか
――母の問題機制
第一章 乳房はだれのものか
――欲望をめぐって
第二章 性の制度化
――召人の性をめぐって
第三章 母なるものの力
第二部 女帝が生まれるとき
――女たちの信仰
第四章 宮廷物語における往生の想像力
第五章 女帝が生まれるとき
――普賢十羅刹女像の構想力
第六章 女帝なるものの中世的展開
第三部 八幡信仰の構想力
第七章 八幡神像の構想力
――見えるものと見えないもの
第八章 女たちの信仰
――『曾我物語』の巫女語り
第九章 再び母へ
――『曾我物語』における〈子〉の背理
乳房はだれのものか あとがき