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〈住宅〉の歴史社会学

日常生活をめぐる啓蒙・動員・産業化

〈住宅〉の歴史社会学
著者 祐成 保志
ジャンル 社会学 > 歴史社会学
出版年月日 2008/10/03
ISBN 9784788511279
判型・ページ数 A5・348ページ
定価 本体3,600円+税
在庫 在庫あり

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内容説明

目次

人々は住居に何を問い,何を求めてきたのか,「住宅難」の感覚の来歴を求め歴史をひも解く。明治期以降の住宅言説を「商品=メディアとしての住宅」という視点から読み解き,住宅問題を再考する視座を提示する。
〈住宅〉の歴史社会学――目次

第1章 住居の社会学的把握
1 交渉過程としての住居
2 モノとヒト――マテリアルな交渉
3 リズムと範域――ミクロな交渉
4 規格化と私秘化――マクロな交渉
5 方法――もうひとつの「日本住宅開発史」

第2章 啓蒙
1 日常生活の焦点化
2 生活改良運動の展開
3 家政学批判と生活学の構想――今和次郎の軌跡

第3章 動員
1 初期住宅調査の住居像
2 診断治療予防――都市空間のセキュリティと住居
3 生産手段としての住宅――西山卯三の調査と交渉

第4章 産業化
1 デザインをめぐる闘争と専門家集団
2 住宅手引書と体験記
3 「資格」化する住宅所有

終章 日常生活批判に向けて
1 近代住居空間の支柱
2 危機の意識化と日常生活批判
3 住居空間の再編成

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